個人消費が伸びないのも過大公的債務の負の資産効果

中湖 康太

個人消費が伸びないのは過大の公的債務の負の資産効果 –  Weak consumption caused – the negative wealth effect caused by huge public debt

個人消費が伸びないことが経済政策上、大きな課題となっている。これも、過大な公的債務が、個人の将来への不安を高め、消費の頭を抑えていると推定される。また、現在、および将来の増税を予想しての消費者行動ともいえる。年金財政に対する不安も同様である。

わたしは、これを過大な公的債務による消費者行動であり、負の資産効果と考える。

求められる効率的効果的な財政金融政策

しかし、だからと言って緊縮財政策をとることは適切ではないだろう。重要なのはこういったマイナス点も考慮して効率的な財政金融政策を打ち出すことであるであろう。

8/26/19

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