‘不動産’ カテゴリ
UK 不動産調査 (5) カーディフ
2025-06-20
UK 不動産調査 (5) カーディフ
ウェールズ政府主導のサステナブルな成長戦略 - 70超の日本企業が進出
グリーンエナジー、AI、化合物半導体などサステナブルな成長戦略を進めるウェールズには、トヨタ、ソニー、パナソニックなど70社を超える日本企業が進出している。ウェールズの魅力は、①地理的優位性(ロンドンやEU市場へのアクセスの良さ)、②事業コスト効率が良い(土地、人件費などがロンドン、南東イングランドに比べて低い)、③人材力・教育機関との共創がある、④政府の支援体制(投資、税制、事業立上げ)がある、⑤すでに70社超が進出し、日本企業コミュニティー・ネットワークが構築されている、ことなどがある。
ウェールズの首都カーディフ ロンドンからGWRで約2時間半
カーディフは、ウェールズの首都で、人口約36万人、ロンドンから西約250kmにある。ロンドン・パディントン駅からグレート・ウ... → 続きを読む
ハワイ・ホノルル 不動産調査(1) ワイキキ・オーシャンビュー・コンドミニアム
2025-06-18
ハワイ・ホノルル 不動産調査(1) ワイキキ・オーシャンビュー・コンドミニアム
ハワイを象徴するエリア - ワイキキ
ホノルルの代表的な高級住宅地には、ワイキキ、アラモアナ、カカコア、ダウンタウン、ダイヤモンドヘッド、カハラ、ハワイアンロッジ、ハワイカイなどがある。
今回は、言わずと知れた、ハワイを象徴するエリアであり、世界中から観光客が訪れる観光の中心地であるワイキキについて見てみたい。
ワイキキといえばオーシャンビュ―
ハワイといえばワイキキ、ワイキキといえば青く輝く海を望むオーシャンビューだろう。以下では、オーシャンビュ―築20年内(2005年以降築)のコンドミニアム(2-3ベッドルーム)という、経済性はさておき、ハワイ・ワイキキならではの魅力を満喫する条件をそなえた物件に着目した。
世界の最高峰のリゾート観光都市、ハワイ・ワイキキのオーシャンビュ―の築浅物件となれば、相... → 続きを読む
UK 不動産調査 (4) オックスフォード
2025-06-13
UK 不動産調査 (4) オックスフォード
ロンドン・パディントン駅からGWRで約1時間 世界最高峰の大学都市
ロンドン・パディントン駅からグレート・ウェスターン・レイルウェイ(GWR)で約1時間で、オックスフォードに到着する。イングランド東部、ロンドンの北西約100kmに位置する。いわずと知れた、世界最高峰の大学都市だ。オックスフォード大学は、38のカレッジと学生寮などから構成される。
オックスフォード駅、大学の北部、車で15分以内の良好な住宅エリア
今回、オックスフォードの良好な住宅地域の一つとされる、オックスフォード駅、オックスフォード大学の北部、ウッドストック・ロード、バンベリー・ロード沿い、A40南の周辺(オックスフォード駅から車で15分程度のエリア)の一戸建て(detached)の売出物件を見てみたい。このエリアの相場感を得るためだ。下表がそのリスト。
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ロンドン 不動産調査 (3) サービトン
2025-06-09
ロンドン 不動産調査 (3) サービトン
ウィンブルドン南西8キロ程の閑静な郊外住宅地 - ウォータールー駅から約30分
サービトンは、ウィンブルドンの南西8キロ、ウィンブルドン駅からサウス・ウェスタン・レイルウェイで約10分、ロンドン・ウォータールー駅から約30分(南西20キロ)にある郊外住宅地だ。グレーター・ロンドンに属し、サリー州にある。
サービトン駅からロング・ディットンまで散策
今回は、サービトン駅からサービトン・ゴルフ・コース近くのロング・ディットンまで30分程のんびりと歩きながら街並みを楽しんだ。ウィンブルドンほどの知名度はないが、イングランドらしい閑静な郊外住宅地だ。実際に歩いた、サービトン駅から、グレンバック・ロード(Glenbuck Rd.)、ウォルポール・ロード(Walpole Rd.)、ラブレス・ロード(Lovelace Rd.)、セント・メアリーズ・ロード... → 続きを読む
ロンドン 不動産調査 (2) ウィンブルドン
2025-06-08
ロンドン 不動産調査 (2) ウィンブルドン
ロンドンの高級郊外型住宅地 - 国際的名声
ウィンブルドン・テニスが開催される、全英クラブ(オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ)のあるウィンブルドン・パーク・エリアの不動産を見てみたい。ロンドン勤務時代(1988-1992)に3年半住んだエリアである。久しぶりに訪れたが(3月下旬)、やはり、当時の様子と大きな変化は感じられなかった。ウィンブルドン・ビレッジからチャーチロードを下っていくと、右手にウィンブルドン・パーク、左手に全英クラブが見えてくる。広々として緑豊かな英国ならではの風景である。
私たち家族は、当時、英国では一般的な半戸建て(semi-detached)の家を借りて住んでいた。しかし、この地域に最もふさわしいのは、例えば、ウィンブルドン・パークから広大なウィンブルドン・コモンへ抜けるクイーンズメア・ロ... → 続きを読む
ロンドン 不動産調査 (1) サウス・ケンジントン・エリア
2025-06-07
ロンドン 不動産調査 (1) サウス・ケンジントン・エリア
ロンドンの超高級住宅地
ロンドン地下鉄ディストリクト・ライン、サウス・ケンジントン駅、グロスター・ロード駅周辺のフラットを中心に見てゆきたい。サウス・ケンジントンは、ロンドン勤務(1988-92)の時(大分前になるが)、当初、3カ月程住んでいたところだ。チェルシー・クロイスターという短期滞在型のアパートメントに住んでいたので、ある程度土地勘、馴染みがある。今回、行ってみて(3月下旬)、当時の面影を残し、多くの滞在者で賑わっていた。
生活利便性高い
サウス・ケンジントン・エリアは、北にケンジントン宮殿、南にチェルシーを擁し、クロムウェル・ロードが東西に走り、道路交通にも優れている。東にハロッズなどがあるナイツブリッジ、ハイド・パーク・コーナーにも程近い。スーパー、レストランなどのお店もあり、主としてアパートメントハウスの建ち... → 続きを読む
2024 地価レビュー 板橋-18 住宅地 大谷口 (1中高)
2024-06-18
2024 地価レビュー 板橋-18 住宅地 大谷口 (1中高)
メトロ副都心線/有楽町線・千川駅から徒歩10分、小竹向原駅から12分、東上線大山駅から徒歩21分と利便性の良い、板橋区南部の標準的な住宅地域といってよい。板橋区内だけでなく、圏外からの需要者もあり、堅調な需要を反映して、公示価格は前年比+6.2%と上昇している。建売で総額6000万円~7000万円程度が中心的な需要。
(mlit.go.jp) 板橋-18 住宅地 大谷口 (概要)
(mlit.go.jp) 板橋-18 住宅地 大谷口 (地図)
(mlit.go.jp) 板橋-18 住宅地 大谷口 (評価書)
公示価格 513,000(円/㎡) 対前年変動率 +6.2(%)
標準地番号: 板橋-18
調査基準日 : 令和6年1月1日
所在及び地番: 東京都板橋区大谷口2丁目24番3
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2024 地価レビュー 板橋-19 住宅地 仲町 (1住)
2024-06-16
2024 地価レビュtー 板橋-19 住宅地 仲町 (1住)
標準地は、東武東上線・中板橋駅から徒歩8分、大山駅から徒歩10分と利便性が高く、第一種住居地域で、建ぺい率・容積率が(60, 300)、前面道路の幅員等にもよるが、5~6階の共同住宅が建築可能。したがって、需要者も、自己所有・使用目的の個人、事業法人の他、分割販売目的の不動産開発業者など多様である。
同評価は、大山駅、中板橋駅から徒歩圏の、仲町、中板橋、弥生町の第一種住居地域の住宅地に概ね当てはまるものといってよい。土地で4,000~5,000万円台前後程度、新築戸建住宅で6,000~7,000万円台前後程度と、需要層の厚い価格帯であることから、需要は強含みにあるといってよい。
同標準地の現況は、S3(鉄骨造3階建て)の事務所兼共同住宅。収益価格算定のための想定上の建物は、S3共同住宅(2DK x 3; 専... → 続きを読む
2024 地価レビュー 板橋-7 住宅 成増
2024-06-15
2024 地価レビュー 板橋-7 住宅 成増
東京メトロ副都心線/有楽町線の地下鉄成増駅から徒歩5分、東上線成増駅から徒歩7分、駅周辺には商店街もにぎわいがあり、生活利便性の高い立地だ。
本年3月に、元ダイエー跡地に都内最大規模の「MEGAドン・キホーテ成増店」が開業した
標準地は、成増一丁目第一種中高層住居専用地域で、建ぺい率容積率(60:200)。近隣地域は、「中規模一般住宅、共同住宅等が建ち並ぶ住宅地域」。地下鉄成増駅のある、川越街道(国道254号)の南側、1~2ブロック入ったところ。戸建て住宅、地上3-4階建ての低層マンションが立ち並ぶ。
評価書によると、主な需要者は、「自己使用目的の実需」、「住宅地の取得を前提とした中所得者層以上の個人」とある。
「賃貸マンション等の収益物件も散見される」ともあるが、主として既存土地所有者の資産活用によるものが中心だろう。建ぺい率・容積... → 続きを読む
2024 地価レビュー 板橋-3 住宅地 常盤台
2024-06-14
2024 地価レビュー 板橋-3 住宅地 常盤台
公示価格は、前年比+4.1% 655,000円/㎡ (坪2,165,292円)となった。住宅地(近隣商業地域は除く)としては、板橋区で最も高い。都内でも有数の都市デザインの優れた住宅地で稀少性が高いことから、取引価格は上昇している。2016年に都市計画が見直され、第一種低層住居専用地域では最小敷地面積100㎡が施行されてからは、細分化が止まり、並木道(プロムナード)を中心に、むしろ大きな土地(100坪級)が選好されている感がある。
駅前商業地域も、北口駅前ロータリー周辺に都内の有名スーパーが数年前に出店、東武鉄道のEQUIAにも専門スーパーが開店するなど、生活の利便性が高まり、賑わいも増している。クリスマス時期など、ロータリーイルミネーション、コンサート、マルシェなども催されている。
ときわ台北口駅改札を出て左手の大きな土地には、東武... → 続きを読む
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