‘経済・投資 Money’ カテゴリ

個別株散策: ソフトバンクグループの魅力と課題

2018-02-23
グローバルなネット企業としての投資対象 日本の株式市場で、インターネット企業として”グローバル市場”で戦える企業、投資対象があるだろうか。GoogleやAmazon、Apple、Alibabaなどに指摘する規模、スケール、市場認知度において。となるとやはりソフトバンクグループ(以下SBG)がでてくるであろう。 SBGの株価評価 SBGの株価(2018/2/22)は8775円、時価総額9.6兆円、PBR1.74倍、Total Debt/Equity(有利子負債純資産倍率:以下D/Eと記す)240%、ROE33.59%である。(情報ソース: YAHOO! FINANCE、以下同様) これに対して Alphabet(Google)の株価1117ドル、時価総額777十億ドル(77.7兆円;以下1US$=100円で換算)、PBR5.0倍、D/E2%、ROE8.69% Amazonの株価は...
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証券アナリストジャーナルJAN.2018特集「多様化するESG投資」読む

2018-02-20
証券アナリストジャーナルJAN.2018 特集「多様化するESG投資」を読む (SAJバックナンバーになります) ESG投資とは ESGというのは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の略です。ESG投資というのは、ESGを重視し、それらを実践している企業を対象に投資することです。 経済の外部性に配慮する「利他の経済学」に通じる ESG投資[1]は、拙著「利他の経済学」で示した「利他=社会全体の利益最大化」に通じる投資行動です。もともと人類は、地球環境という外部経済に対価を払わずに経済的発展、社会的発展を遂げてきました。しかし、今日、地球環境問題に代表されるように、そこには大きな環境コスト、社会的コストがかかっていたのだ、ということを知るにいたりました。 証券アナリストジャーナル(SAJ)では4つの論文を掲載しており、「多様化...
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証券アナリストジャーナルFEB.2018特集「資産運用における為替管理」読む

2018-02-18
証券アナリストジャーナルFEB.2018 特集「資産運用における為替管理」 国際分散投資のおける為替管理について、5本の論文が載せられています。主として機関投資家向けの内容ですが、海外資産に投資する際に為替リスクとどう向き合うかは重要な課題です。興味深い内容についてピックアップし、若干のコメントを述べたいと思います。 1)    市場センチメントの悪化と円高が相関し、国内株式とヘッジなし外国株式はリスク水準が同程度で、国内株式は外国株式並みの為替リスクが含まれている可能性があること(日下部・番場論文「資産運用における為替管理―為替ヘッジの再考」 2)    為替市場の取引は実需以外が圧倒的なことから、ファンダメンタル分析による為替予測がほとんど役に立たないこと。購買力平価を金融資産で考える金融購買力平価という考え方ができる(ロナルド・リーシング論文「・・・高まる為替管理ポリシーの重要...
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経済短歌: 日本郵政 Japan Post

2018-02-18
政府売り 重し簿価割れ 四掛けも 利益改善 三事業 政府売り 重しとなるも 三事業 利益改善 株価に期待 Far Below Book Value (x.4), With Concern of Impending Government Sale, The Three Business Each Posted Enhanced Profit. Though Government Sale is a Concern, Japan Post Reported Increased Profit. Share Price Should Follow the Suit, Sooner or Later.   2018/2/14発表の四半期決算を見ての印象。 Impressions looking at Quarterly Results released on Feb. 14, ...
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Notes on Ricardo’s Principles (52) 賃金5

2018-02-17
ポイント Key Points 1)    工業製品と農産物の相対価値の変化。前者は減少し、後者が増加する。Relative value between manufactured commodities and raw produce. The former relatively decreases while the later increases. 2)    資本蓄積は速い速度で進むが、労働の供給はそれほど速く進まない。労働需要が労働供給を上回るため、(貨幣価値を一定と仮定すると)賃金は上昇する。Accumulation of capital progresses more rapidly than labor supply. As demand for labor outpaces labor supply, wages tend to rise. 3)    土地の供給には...
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経済学短歌: リカード地代論の本質 Economics Tanka: The Essence of Ricardo’s Rent Theory

2018-02-15
  リカードの 差額地代の 本質は 限界的な 生産力  - 経済学短歌 The Essence of Ricardo's Differential Rent Theory is Marginal Product of Land.   - Economics Tanka -       English below. リカードを読み直して感じたこと。経済学の限界革命は、1870年代のW.S. ジョボンズ、C.メンガー、L.ワルラスによってもたらされたいわれていますが、これは「限界効用革命」というべきでしょう。というのも限界生産力の概念は、すでにデービッド・リカードが1817年に出版した主著「経済学及び課税の原理」(‘The Principle of Political Economy and Taxation’)の(差額)地代論で明らかにしているからです。 リカードの著作に...
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経済短歌: 適正為替レートは繁栄をもたらす Tanka: Fair Exchange Rate Brings Prosperity

2018-02-14
高安の 日々変動に 惑うより 適正相場 推(お)して行え Rather Than Brandished by Daily Fluctuations, Act on Fair Exchange Rates. 金利平価(Interest Rate Parity)により金利差のベネフィトは時間の経過で打ち消されてしまう - English below. 適正為替レート推定には様々なものがあるでしょう。個人的には金利差をメインファクターとして推定する為替レートにあまり重きを置いていません。まず第一に、金利平価(Interest Rate Parity)が働くため、金利差は為替の先物レートとスポットレートの差に等しくなる、つまり、金利差によるベネフィットは、時間の経過により、打ち消されてしまうということです。 高金利通貨への投資も、一定期間後には当該通貨の下落により、金利差を打ち消されてし...
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経済短歌: マイナス金利と資本主義 Negative Interest Rate and Capitalism

2018-02-13
ふと思う 資本の対価 負とならば 資本主義とは 一体何か 経済短歌 Now Let’s Ask Ourselves, If Reward for Capital is Negative, What is Capitalism? Economic Tanka   - English below ケインズは古典派経済学にチャレンジしたときに、"資本"と呼ばずに"マネー"と呼びました。ケインズは「一般理論」でマイナス金利の可能性について言及しています。しかし、ケインズは、それを現実としてではなく、可能性として考察しているのです。ケインズが、資本という言葉をあえて使わなかったのは、やはりケインズならではの鋭さ、知的明晰さ、周到さのゆえでしょう。 つまり、自らの短期の理論では金利はマネーとしてマイナスになり得る。しかし、それを資本としてとらえた時、それはマイナスにはなり得ないだろ...
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経済短歌 黒田総裁再任 Reappointment of Mr. Kuroda as BOJ Governor

2018-02-12
黒田氏の 総裁続く 日銀は QQE継続 中道示す ⁻ 経済短歌 Kuroda's reappointment as Governor of BOJ indicates the middle way of QQE, and necessary readjustment of it, thereafter.   - Economic Tanka - English down below * QQE (Quantitative and Qualitative Easing; 量的質的金融緩和) 黒田日銀総裁の再任が報道されました。 黒田氏よりさらに右寄りのウルトラ・リフレ派の総裁は、米欧が超緩和から離脱の舵取りをする中、あまりにリスクが大きいと言えます。 一方、伝統的スタンスの総裁は、金融引き締めと受けとめられるため、第一に頭をよぎるのは円高リスクです。 当たり前ですが、現在のマー...
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経済短歌: 国際貿易 Economic Tanka: International Trade

2018-02-10
消費者の 豊かさ見れば 自由よし 次が補助金 下が関税    ⁻ 経済短歌 If measured in terms of economic welfare of nations, best is free trade. Next comes subsidy. Worst is protective tariff    - Economic Tanka -English below 一国の生産者だけでなく、消費者余剰(=豊かさ)、政府余剰を含めた一国の、また世界の経済的総余剰の観点からは、自由貿易が最も望ましいのです。 言わずもがなの経済学の常識ですが、短歌(もどき)にまとめてみました。いたしかた無い場合は、産業への補助金政策が、関税による保護貿易よりも良いのです。 特に農業については、安全、安心の観点からある程度保護する方が良いとする見方が、人々の心にあるように思います。但し、...
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古今和歌集 - 紀貫之の仮名序と和歌 Kokin Wakashu - Preface and Waka of Ki noTsurayuki: 和英対訳 Japanese - English Translation (GCS出版)


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