‘お知らせ Info’ カテゴリ
英国フィンテック企業とのラウンドテーブル@駐日英国大使館
2017-01-24
英国フィンテック企業とのラウンドテーブル駐日英国大使館で、英国フィンテック企業とのラウンドテーブルがあった。2017年1月19日、主催は、英国政府国際通商部、駐日英国大使館主催、協力はAIMA(Alternative Investment Mangagement Association: オルタナティブ・インベストメント・マネジメント・アソシエイション)。フィンテック(FinTech)はFinanceとTechnologyを合成した造語であり、金融とテクノロジーが関わるあらゆる分野のサービスやアプリケーションを意味する。近年の金融資本市場は、まさにグローバル化とテクノロジーの進化により、敏感に、神経質に全世界での事象や情報に反応し、リスクのオンとオフが目まぐるしく入れ替わるようになってきていると感じる。フィンテックはまさにそのような市場環境の原因の一つであると同時に、適応のために必須になっ... → 続きを読む
エクイティ・マーケット・ニュートラルVIXポートフォリオ(JAI誌)
2016-12-18
「ダイナミックCAPMに基づくエクイティ・マーケット・ニュートラルVIXポートフォリオの構築」J.チェン、M.L.ティンダール、ダラス連邦準備銀行(“Constructing Equity Market-Neutral VIX Portfolios with Dynamic CAPM”, J.Chen, M.L.Tindall, Federal Reserve Bank of Dallas, THE JOURNAL OF ALTERNATIVE INVESTMENT, FALL 2016)ボラティリティとどう向き合うかボラティリティ(変動)とどう向き合うかが、株式投資において極めて重要であり、いかにより高い超過リターンあるいは絶対リターンを生み出すかを左右する、というのが最近特に感じることころである。リターンとボラティリティが負の相関関係にあることが観察されているが、とすればボラティリティ... → 続きを読む
ボラティリティ・ターゲット戦略(JAI誌2016年冬号より)
2016-12-09
「ボラティリティー・ターゲット戦略の成功を予測する: 株式その他の資産への適用」(R.パーチェット他、オルタナティブ・インベストメント・ジャーナル誌、2016年冬号;“Predicting the Success of Volatility Targeting Strategies: Application to Equities and Other Asset Classes”, ROMAIN PERCHET etc., JOURNAL OF ALTERNATIVE INVESTMENTS; WINTER 2016 )本調査レポートは、BNPパリバ・インベストメント・パートナーズのファイナンシャル・エンジニアリング部門チームによるもの(The authors are the Financial Engineering team at BNP Paribas Investment Part... → 続きを読む
不動産証券か実物不動産か? (“Listed or Private Real Estate?”)
2016-11-17
「上場不動産証券か実物不動産か?」(マックス・アーキー、ヴァイス・プレジデント、プロダクト・マネジメント、MSCI不動産部門;オルタナティブ・インベストメント・アナリスト・レビュー誌、2016年第3季号 :“LISTED OR PRIVATE REAL ESATE?”, MAX ARKEY, Vice President, Product Management, MSCI Real Estate; Quarter 3 2016, Alternative Investment Analyst Review) 本レポートは、MSCIの指数開発者の立場から、上場不動産証券と実物不動産への投資について考察したものである。上場不動産証券市場の成長、機関投資家動向、パフォーマンスの違い、なぜその違いが生ずるのか等に触れ、投資家ニーズに応える新指数の開発について述べている。以下、まずREIT・... → 続きを読む
「マイナス金利政策の採用と功罪」植田論文(SAJ OCT.2016より)
2016-10-14
「マイナス金利政策の採用とその功罪」(植田和男 東京大学大学院経済学研究科教授、元日銀政策審議委員、証券アナリストジャーナル2016年10月号)植田教授は、日銀政策委員を勤めるなど実務にも精通した経済学者。マイナス金利政策についての分析、評価は傾聴に値する。植田論文の要旨を誤解を恐れず簡単に示し(正確には原典を参照のこと)、私見を述べたい。 植田論文の要旨QQEに対する外人投資家の『思い込み』植田教授は、「日銀は・・・量的には異例の規模に達するQQE(量的質的金融緩和)を実行してきた。当初はこうした政策の有効性に対する外人投資家の『思い込み』もあって予想を上回る円安・株高が発生したものの、その実体経済への波及は、国内経済主体のインフレ期待、更には成長期待(自然利子率)の低迷により限定的である。このことが投資家の『思い込み』そのものにも冷や水を浴びかせつつある」とし、QQEの効果に懐疑的であ... → 続きを読む
金鉱株は金か株か? (AIAR誌 Q3-2016より)
2016-10-03
金鉱株は、金か株か? (オルタナティブ投資アナリスト・レビュー誌2016 年第3季号より: “New Evidence on Whether Gold Mining Stocks Are More Like Gold or Like Stocks”, Mark A. Johnson, Department of Finance, The Sellinger School of Business and Management, Loyola University Maryland, ‘Alternative Investment Analyst Review’, Quarter 3 – 2016)金価格の高騰と株に対するアウトパフォーム金価格が、年初より高騰している。2015年末には1オンス1068ドルだったものが、2016年10月3日に1320.1ドルとドルベースで23.6%上昇している。... → 続きを読む
日米経済と市場展望(証券アナリストジャーナル2016年9月号より)
2016-09-20
証券アナリストジャーナル2016年9月号より「日米経済と市場展望」(武者陵司、㈱武者リサーチ代表、2016.7.4日本証券アナリスト協会講演会要旨、証券アナリストジャーナルSEP. 2016掲載) 著名なストラトジスト武者氏の優れた講演をまとめたもの。まず、そのグローバルな視野、よくここまで世界の主要国、地域の注視すべき動きに目配せできるものだ、と感心させられる。但し、意見を異にするところもある。まず武者の講演要旨をわたしなりの理解で簡単にまとめ(詳細と正確な内容の把握には本誌を参照いただきたい)、その後私見を述べたい。武者氏の講演要旨のまとめ世界経済の底流に流れる2つの不可逆的トレンド①グローバリゼーションの進展、国際分業の深化、②技術革新、特に情報化革命による生産性の飛躍的向上。日本株が一人負けとその背景、世界の中央銀行として行動する米FRB2016年から主要国の株価指数がほ... → 続きを読む
経済投資短歌 マーケット編 ポスト日銀政策決定会合
2016-07-30
7月29日の日銀政策決定会合発表前夜(午前1時頃)、短期的な株価より、日本経済の健全な中長期的な成長、発展を重視する立場から経済投資短歌(経済投資に関する短い文章の意)を作った。月曜日は円高を受けた相場展開となるだろう。そこで思い浮かぶ拙首6つ。円高は 悪いことばかりでない 悲観すぎるな 家計企業日本企業の成長エンジンは グローバル市場への投資なり 生かせ円高 好機到来円高で 円換算利益は 目減りすも 外貨建て利益に変化なしリスクオフで 円高に振れるのは BOP(国際収支)に 相対優位あるしるし銘柄選定、投資判断のポイントは 金利政策の行方なり金融緩和に逆効果 マイナス金利をチェックせよ2016.7.30 ... → 続きを読む
経済投資短歌 マーケット編 日銀政策決定会合発表前夜
2016-07-29
日銀に さらなるバズーカ(異次元緩和)求める貪欲に 限り無し日銀に さらなるバズーカ(異次元緩和)求めるは 麻薬患者のごときなりバズーカを 撃てば撃つほど 高まる増税懸念バズーカを 撃てども撃てども響かぬは 将来の増税を見越すため2017.7.29... → 続きを読む
スイスにおける不動産間接投資とインフレヘッジ機能
2016-07-25
「スイスにおける不動産間接投資のインフレヘッジ機能 」“Inflation Hedging Abilities of Indirect Real Estate Investments in Switzerland” By Roland Hafmann, Senior Lecturer, and Tobias Mathis, Graduate Student, Banking & Finance, Zurich University of Applied Sciences, ZHAW Winterhur (Switzerland)Alternative Investment Analyst Review, Q2 2016https://caia.org/knowledge-centerデフレ経済下でなぜ、インフレヘッジ機能か?オルタナティブ投資アナリストレビュー誌2016年季刊第2号... → 続きを読む
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