‘文化・社会 Culture’ カテゴリ

英訳 万葉撰歌-6 Selected Poems of Manyoshu-6

2025-10-15
なかなかに 人とあらずは 桑子(クハゴ)にも ならましものを 玉の緒(ヲ)ばかり 作者不詳 (現代語訳) なまじ人としてではなく、蚕(カイコ)にでもなればよかったものを、ほんの少しの間でも。 How I wish I could be born as a silkworm even, Just for the thread of life, not as a mere woman. Author unknown (Vol.12 - 3086)...
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英訳 万葉撰歌-4 Selected Poems of Manyoshu-4

2025-10-15
新室(ニヒムロ)の こどきに至れば はだすすき 穂に出(デ)し君が 見えぬこのころ 東歌 (現代語訳) 養蚕の室で、その季節になるのですが、思いが表われた君が見えないこの頃なのです。 At silkworm farming house in sericulture season fully, I cannot see your love when the rice is heading recently. Azuma-uta, an old Kanto-area folk song (Vol.14 - 3506)  ...
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英訳 万葉撰歌-2 Selected Poems of Manyoshu-2

2025-10-14
秋の田の 穂田の刈(カリ)ばか か寄り合はば そこもか人の 吾(ワ)を言(コト)なさむ 草嬢(クサノオトメ)の歌一首 (現代語訳) 秋の田の稲刈りの場で寄り添ったら、それを他人は私たちのことを噂の種にするのです。 As I am getting closer to him, harvesting rice, in the autumn paddy field, People are gossiping about us on such a trifle matter, indeed. Kusano-Otome, or a country girl (Vol. 4 - 512) Interpreted and translated by Kota Nakako 2025/10/14...
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英訳 万葉-4143 Manyoshu in English-4143

2025-10-07
物部(もののふ)の 八十(やそ)少女(をとめ)らが 汲(く)みまがふ 寺井の上の 堅(かた)香子(かご)の花 大伴家持(おおとものやかもち) Many young court girls, Are interwined drawing pure water, From the well in the precincts. Blossoming steadily are, Flowers of 'Katakago' over there. by Otomo no Yakamochi (Vol. 19 - 4143) Translated by Kota Nakako (現代語訳) 沢山の廷臣の少女たちが入り乱れて水を汲んでいる、その寺井の上に咲いている堅香子(かたかご)の花よ。 (注) 寺井:寺の境内にある清水や井戸 ...
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英語で味わう古今和歌集 仮名序-16 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-16 Ki no Tsurayuki

2024-11-13
英語で味わう古今和歌集 仮名序-16 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-16 Ki no Tsurayuki  それ、まくら(まろら)、ことば、春の匂ひすくなくして、空しき名のみ、秋の夜の長きをかこてば、かつは人の耳に恐り、かつは歌の心に恥ぢ思へど、たなびく雲の立ち居(イ)、鳴く鹿の起き臥(フ)しは、貫之らがこの世に同じく生れて、このことの時にあへるをなむ喜びぬる。  Now, while we wonder if the collected poems of ours might be lacking in the fragrance of spring, and only its empty name would go down in history, not quite sure how they wou...
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英語で味わう古今和歌集 仮名序-14 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-14 Ki no Tsurayuki

2024-11-12
英語で味わう古今和歌集 仮名序-14 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-14 Ki no Tsurayuki  それがなかに、梅を挿頭(カザ)すよりはじめて、郭公(ホトトギス)を聞き、紅葉(モミヂ)を折り、雪を見るにいたるまで、また、鶴亀につけて君を思ひ、人をも祝ひ、秋萩、夏草を見て妻を恋ひ、逢坂山(アフサカヤマ)にいたりて手向(タムケ)を祈り、あるは、春夏秋冬にも入らぬくさぐさの歌をなむ撰(エラ)ばせ給ひける。すべて千歌二十巻(チウタハタマキ)、名づけて『古今和歌集』といふ。  The emperor asked us to select and gather poems about inserting plum into hair, listening to Japanese Lesser cucko...
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英語で味わう古今和歌集 仮名序-12 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-12 Ki no Tsurayuki

2024-11-09
英語で味わう古今和歌集 仮名序-12 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-12 Ki no Tsurayuki  そのほかに、近き世にその名聞えたる人は、すなはち、僧正遍照(ソウジヤウヘンゼウ)は、歌のさまは得たれども、まことすくなし。たとへば、絵にかける女(ヲウナ)を見て、いたづらに心を動かすがごとし。  在原業平(アリハラノナリヒラ)は、その心余りて、詞(コトバ)たらず。しぼめる花の色なくて匂(ニホ)ひ残れるがごとし。  文屋康秀(フンヤノヤスヒトデ)は、詞(コトバ)たくみにて、そのさま身におはず。いはば、商人(アキヒト)のよき衣(キヌ)着たらむがごとし。  宇治山の僧喜撰(キセン)は、詞かすかにして、始め終りたしかならず。いはば、秋の月を見るに暁(アカツキ)の雲にあへるがごとし...
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英語で味わう古今和歌集 仮名序-11 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-11 Ki no Tsurayuki

2024-11-08
英語で味わう古今和歌集 仮名序-11 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-11 Ki no Tsurayuki 片糸のよりよりに絶えずぞありける。これよりさきの歌を集めてなむ、『万葉集(マンエフシフ)』と名づけられたりける。  ここに、古のとこをも、歌の心をも知れる人、わづかに一人二人なりき。しかあれど、これかれ得たる所、得ぬ所、互(タガヒ)になむある。かの御時よりこのかた、年は百年(モモトセ)余り、世は十(ト)つぎになむなりにける。古のことをも、歌をも知れる人、よむ人多からず。いまこのことをいふに、官位(ツカサクライ)高き人をばたやすきやうなれば入れず。 Nice poets have come out since then incessantly. The collection of poems before ...
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英語で味わう古今和歌集 仮名序-10 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-10 Ki no Tsurayuki

2024-11-08
英語で味わう古今和歌集 仮名序-10 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-10 Ki no Tsurayuki 古よりかく伝はるうちにも、ならの御時(オホントキ)よりぞひろまりにける。かの御代(オホンヨ)や歌の心をしろしめしたりけむ。かの時に、正三位(オホキミツノクライ)柿本人麿なむ歌の聖(ヒジリ)なりける。これは、君も人も身を合はせたりといふなるべし。秋の夕(ユフベ)、龍田川に流るる紅葉(モミヂ)をば帝の御目(オホンメ)に錦(ニシキ)と見たまひ、春の朝(アシタ)、吉野の山の桜は人麿が心には雲かとのみなむ覚えける。また、山部赤人(ヤマベノアカヒト)といふ人ありけり。歌にあやしく妙(タヘ)なりけり。人麿は赤人が上(カミ)に立たむことかたく、赤人は人麿が下に立たむことかたくなむありける。 Thus, poet...
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英語で味わう古今和歌集 仮名序-8 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-8 Ki no Tsurayuki

2024-11-07
英語で味わう古今和歌集 仮名序-8 紀貫之 Enjoying Kokin Waka Shu in English: Preface-8 Ki no Tsurayuki あるは花をそふとてたよりなき所にまどひ、あるは月を思ふとてしるべなき闇(ヤミ)にたどれる心々を見たまひて、賢(サカ)し愚(オロ)かなりとしろしめしけむ。しかあるのみにあらず、さざれ石にたとへ、筑波山(ツクバヤマ)にかけて君を願ひ、よろこび身に過ぎ、たのしび心に余り、富士の煙(ケブリ)によそへて人を恋ひ、松虫の音(ネ)に友をしのび、高砂(タカサゴ)・住江(スミノエ)の松も相生(アイオヒ)のやうに覚え、男山(ヲトコヤマ)の昔を思ひ出でて、女郎花(オミナヘシ)のひとときをくねるにも、歌をいひてぞ慰めける。 At one time, poets were vacantly wondering seeing f...
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