ウィークリーコメント Weekly Comment July 27th 2020 – trial

中湖 康太

エコノミスト誌(The Economist, July 25th 2020)は「フリー・マネー(Free Money)」というタイトルで、パンデミック下の経済の現状と今後について考察しています。各国政府、中央銀行は経済を維持するため巨額の中央銀行引き受けによる公債発行を行っています。これが可能なのは、低インフレで金利がほとんどゼロ、ないしネガティブであるから。中央銀行による直接的な介入が大幅に拡大、フィンテックを促すことになる可能性などにも触れています。また、パンデミックが収束したとしても経済は以前の通りにもどるのか、低インフレという前提が崩れたときどうなるであろうか、と論をすすめています。

投資においてもFree Moneyを前提に運用を考えることになるでしょう。しかし、今後、経済がCovid-19パンデミック以前に戻るということにはならないでしょう。デジタルエコノミーへのシフトが少なからず生じるという前提で考えることが重要であると思います。

‘Free Money’ as featured in The Economist, JULY25th 2020, characteristically describes what is happening right now under covid-19 pandemic. Investment strategy now and in the future would not be the same as before, as the shift to digital economy should inevitably take place post covid-19.

Kota Nakako

2020/07/27

 

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